ロボットより速く伸びたのは、工作機械を動かす技術だった
ファナックと聞いて、まず黄色い産業用ロボットを思い浮かべる人は多いだろう。自動車工場の溶接・組立や、製造・物流現場の反復作業を支えるロボットは、同社を象徴する存在だ。
ところが、2026年10月23日に公表された決算説明資料には、少し意外な数字がある。7~9月の全体受注額は前年同期比49.0%増。ロボット部門も12.6%増えた。しかし、それ以上に伸びたのが、工作機械を制御するCNC・サーボを扱うFA部門だった。受注は130.1%増えている。
前年の同じ四半期には、ロボット受注はFAのほぼ2倍あった。今回はFAがロボットを上回った。これはロボット事業の放棄でも、ロボット産業の成長停止でもない。AIデータセンタ、半導体、ヒューマノイド関連の投資が拡大する過程で、完成品より、それをつくる工作機械や制御装置の需要が速く伸びることがあるという事例だ。
さらに決算発表の前日、10月22日には、工作機械メーカーと連携して詳細な設備データを使いやすくする取り組みと、Microsoft Copilotを活用する構想が別々に発表された。
急増するCNC・サーボ受注と現場データの活用を並べて読むと、問いが変わる。ファナックが提供する価値は、機械を動かす制御装置で終わるのか。それとも、その機械がなぜ止まり、何を改善すべきかを理解する能力まで広がるのか。
1. 全体の受注49%増を分解すると、異なる需要が見える
公式決算説明資料の12ページには、部門別の四半期受注額が掲載されている。2025年7~9月と2026年7~9月を比較すると、次のようになる。金額は億円、増減率は会社の公表値を使用した。
FA:488億円 → 1,122億円、前年同期比+130.1%。
ロボット:918億円 → 1,034億円、+12.6%。
ロボマシン:297億円 → 512億円、+72.3%。
サービス:351億円 → 393億円、+12.0%。
全体:2,053億円 → 3,060億円、+49.0%。
前年は918億円のロボット受注が488億円のFAを大きく上回っていた。今回はFAが1,122億円、ロボットが1,034億円となり、順位が入れ替わった。
受注構成比も、FAは23.7%から36.7%へ上昇し、ロボットは44.7%から33.8%へ低下した。ロボットの受注額自体は増えている。他部門がそれ以上に伸びたということだ。
一つの四半期だけで、ファナックが歴史上初めてFA中心の会社になった、あるいは長期的な事業構造が完全に逆転したとは言えない。それでも、新しい注文が最近どこに集中しているかを読む材料にはなる。表示金額には丸めがあるため、部門別の合計と全体の合計が一致しない場合がある。
2. 増加額の約63%をFAが生み出した
全体受注の49.0%増だけでも大きな変化だが、増加額の内訳を計算すると、さらに構造が見える。全体は2,053億円から3,060億円へ、約1,007億円増えた。FAは488億円から1,122億円へ、634億円増加した。
634億円 ÷ 1,007億円 = 約63%。
つまり、全体の受注増加額のおよそ63%をFAが担った。一方、ロボットの増加額は116億円で、全体増加額の約12%となる。
ロボマシンも重要だ。297億円から512億円へ215億円増えた。FAとロボマシンを合わせると増加額は849億円で、全体の約84%に相当する。
ただし、両部門を同じ事業と見なしてはいけない。FAはCNC・サーボなどの制御・駆動技術であり、ロボマシンはロボドリル、ロボショット、ロボカットといった加工・成形・放電加工の装置を含む。共通するのは、完成した産業用ロボットとは区別される製造設備関連の事業であることだ。
最近の受注成長には、ロボットそのものより、部品や製品を実際につくる設備・制御領域が大きく寄与した。単にロボット需要が増えたという読み方とは異なる。
約63%と約84%は、資料に表示された丸め後の金額を用いたBanseogの計算値である。会社が直接公表した寄与率でも、ヒューマノイドなど個別の最終用途別寄与率でもない。
3. FAは何を売る事業なのか
FAはFactory Automationの略だが、ファナックのFA部門を「工場を自動化するあらゆる事業」と理解すると正確ではない。公式の商品分類では、中心にあるのはCNCとサーボだ。
CNCは数値情報に基づいて工作機械の加工動作を制御する。サーボシステムはモーターの位置・速度・動きを精密に制御する。金属部品を削る工作機械であれば、工具をどの経路で、どれほど速く、どれほど正確に動かすかという問題に関わる。
産業用ロボットをつくる企業にも、本体、関節、駆動部、精密部品が必要になる。半導体製造装置にも高精度な機械部品が使われる。AIデータセンタの設備にも、冷却・電力・接続・機構設計に関連する製造部品が必要だ。
それらの部品や装置の生産を増やすには、工作機械や製造設備の投資が必要になる場合がある。最終製品の需要増が、その前段階にある生産能力への投資につながる。FAは完成した産業用ロボットの受注とは異なる位置で、事業機会を得られる可能性がある。
製品を大量に供給する前に、その製品をつくる能力から増やさなければならないことがあるためだ。ただし、すべての産業で必ず同じ順序になるわけではない。既存設備の余力や顧客の投資計画によって、需要の発生時点は変わる。
4. 会社自身がAIデータセンタと人型ロボット部品を挙げている
今回の受注増を、漠然としたAIブームだけで説明する必要はない。ファナックは決算資料で、実際に需要が強い分野を具体的に示している。
中国のFA需要では、AIデータセンタ、半導体関連、人型ロボットの部品加工、NEVが市場を牽引すると説明した。日本・韓国・台湾でもAIデータセンタ、半導体、航空宇宙関連が好調としている。インドは自動車と社会インフラ、米州は航空宇宙が支えとなり、欧州にも緩やかな回復の兆しがある。
この幅が重要だ。FAの受注急増を、ヒューマノイド部品だけの効果にはできない。一方で、同社が完成した人型ロボットだけでなく、その部品を加工する工作機械需要に言及したことも見逃せない。
ロボット市場が拡大すれば、ロボットメーカーだけが恩恵を受けるとは限らない。部品を供給する企業や、その部品をつくる設備の供給企業にも機会が生じうる。
ただし、ヒューマノイド部品関連の注文がFA増加額の何%を占めるかは公表されていない。FA成長の全体をヒューマノイド産業の成果と説明するのは不正確だ。
ここで注目するのは特定産業の寄与率ではなく、AIとロボットの普及が、従来の工作機械・製造制御産業にも需要を生む経路である。
5. 中国だけの成長ではない――地域別に違う需要の中心
2026年7~9月の全事業を合わせた地域別受注の前年同期比は、アジア(中国以外)が+111.9%、中国が+79.8%、国内が+54.3%、米州が+15.0%、欧州が+5.3%だった。
これは各地域の全事業の受注増加率であり、FAだけの地域別成長率ではない。アジア(中国以外)の受注が111.9%増えたからといって、同地域のFA受注が同じ率で増えたとは言えない。
それでも、中国とそれ以外のアジアで全体の注文が速く伸びたことは確認できる。会社の説明では、中国は工作機械需要、米州はロボットや自動車関連の自動化投資が重要な役割を持つ。
同じファナックでも、成長の中心は地域によって違う。中国やアジアの設備投資ではCNC・サーボや工作機械の需要が重要になりうる一方、米州では一般産業の自動化や自動車関連のロボット投資が大きな意味を持つ。
一社の全体成長率だけで、世界各地の需要を同じように説明することはできない。日本の部品・設備メーカーが同社の業績を市場の参考にするなら、全体の数字よりも顧客産業と地域を分けて読む必要がある。
6. 実際の売上高では、ロボットが依然として大きい
今回FAがロボットを上回ったのは、新規受注額である。同じ期間に計上された売上高では、ロボット部門の方が大きい。7~9月の受注と売上を並べると、区別が明確になる。
FA:受注1,122億円、売上625億円。
ロボット:受注1,034億円、売上982億円。
ロボマシン:受注512億円、売上416億円。
サービス:受注393億円、売上403億円。
ロボットの四半期売上はFAを大きく上回る。売上高の前年同期比も、ロボットは7.2%増、FAは15.4%増で、どちらもプラスだ。したがって、主力事業がロボットからFAへ完全に移ったとは言えない。
受注が売上より速く増えることは、今後売上になる注文が増えた兆候かもしれない。しかし受注と売上の差だけで、受注残の増加額、納期、キャンセルリスク、収益性を確定することはできない。受注残や出荷予定、個別製品の供給能力などを確認する必要がある。
現時点で言えるのは、ロボットが大きな売上事業である一方、最近の新規注文の増加方向はFAとロボマシンで強く出たということだ。この区別によって、事業変化の可能性を過大に説明せずに捉えられる。
7. 「止まった」から「なぜ止まったか」を読むために
10月22日、ファナックは工作機械メーカーとの連携により、FIELD system Basic Package(FsBP)のデータ活用機能を拡張すると発表した。FsBPは工作機械や産業用ロボットから情報を集め、稼働状況の把握や生産改善を支援する既存の基盤で、他社設備からの収集にも対応する。
設備が動いているか、止まっているかだけなら把握しやすい。ところが停止理由、時間のかかる工程、工具交換の妥当性まで調べるには、さらに詳しいデータが必要になる。工作機械ごとに信号アドレスや意味が違えば、顧客が一台ずつ調査し、接続設定を行う負担が生じる。
今回の構想は、工作機械メーカーが定義した機械固有信号をFsBPへ事前登録するというものだ。利用者が使用する工作機械を選択すれば、メーカーの提供する詳細な状態データを、より簡単に使えるようにする。
対象として挙げられているのは、生産実績、良品・不良品情報、工具交換状況、工具寿命、ロボット待ち時間、パレット交換待ち時間などだ。単にセンサーを一つ追加することとは異なる。データが出ることと、その意味を理解できることは別の問題だからである。
例えば、ある機械が20分止まったとする。稼働時間だけでは停止の事実しか分からない。工具交換、ロボット待ち、パレット交換の遅れが一緒に分かれば、原因をより具体的に分析できる。必要なのが機械の高速化なのか、工具交換計画の変更なのか、ロボットと工作機械の作業順序の調整なのかによって、対策も変わる。
ファナックの発表は、そうした収集・解釈に必要な個別設定の負担を軽くしようとするものだ。ただし、すべての工作機械メーカーとの接続が完了したことを意味しない。メーカー別の適用範囲、実際の導入率、コスト削減効果は別途確認が必要である。
8. 同日のMicrosoft Copilot構想は、別の情報不足に対応する
もう一つの10月22日の発表は、Microsoft Copilotをはじめとするクラウド・AIサービスで、現場データと社内の業務データを組み合わせる取り組みだ。設備データのほかにも、保全履歴、会議資料、作業報告書、過去の故障対応記録、社員間のやり取りといった情報がある。
工作機械の問題を解決する知識は、センサー値だけに含まれているわけではない。似た故障で何を行い、どの部品を交換し、担当者がなぜそう判断したかは、文書や記録に残っているかもしれない。ファナックは、この二種類の情報を結び付ける方法を検討している。
例えば「この設備はなぜ先週より頻繁に止まるのか」「似た異常は以前にもあったか」「その時はどの対策を取ったか」と質問する場面が考えられる。これらは想定する利用場面の例であり、製品の回答性能を実証したものではない。現状の設備情報と、過去の業務知識の両方が必要になりうる。
ファナックは機械や制御データの知見を持ち、Microsoftは業務文書・協働・AIサービスの技術を提供する。接続できれば、単なる稼働監視より広い業務支援を構想できる。
ただし、具体的なユースケースやアーキテクチャは検討段階だ。すべてのFsBP顧客にCopilot機能が提供済みであることも、顧客工場でコスト削減を実証したことも意味しない。AIが工作機械の制御権を自動で持つという発表でもない。確認できるのは、データの統合利用と業務支援を目指す取り組みである。
9. 二つの発表を合わせると、将来事業の問いが変わる
10月23日の決算ではFA受注が130.1%増加した。その前日には機械固有信号を使いやすくするFsBPの拡張と、Copilotを通じた現場データ・業務知識の連携が示された。
これらが完成した一つの事業モデルになったわけではない。特に、10月22日の発表が、それ以前の7~9月の受注増を直接生んだという因果関係は確認できない。現在のハードウェア需要と、将来のデータ活用戦略は分ける必要がある。
それでも、企業戦略として並べて考える価値はある。既存の強みは、CNCとサーボで工作機械を精密に動かす能力だ。工作機械メーカーや工場の運営者は、その制御装置を使って製品をつくる。
FsBPの利用が広がれば、顧客は複数の機械の生産・品質・保全情報を一緒に分析できる可能性がある。文書や業務記録まで結び付けば、過去の問題解決の経験も活用しやすくなる。
機械を制御する。機械の状態と作業結果を理解する。そして複数設備と運用知識をつなぎ、改善を支える。提供価値がこの方向に広がる可能性がある。
中心にあるのはAIモデルの名称ではない。異なるメーカーの機械から情報を集め、その意味を利用者が理解できる構造だ。信号アドレスを読むことと、生産や品質の問題を説明することの間には隔たりがある。その負担を減らせれば、新しいサービスの導入が容易になるかもしれない。
ただし、ファナックの収益性がどれほど改善し、ソフトウェアの継続課金や長期契約がどれほど増えるかは分からない。FsBPが既存商品であることと、今回の拡張機能やCopilot連携の商用成果は別である。可能な将来像と、すでに実現した成果を区別する必要がある。
10. 日本の工作機械メーカーにとっての機会と選択
工作機械メーカーは、自社設備の詳細なデータを最もよく理解する企業の一つだ。どの信号が加工上の問題に結び付き、どの状態情報が品質や保全に役立つかを知っている。それを共通基盤で利用できれば、顧客は複数メーカーの設備を比較・管理しやすくなる可能性がある。
一方で、役割分担を考えなければならない。メーカーは何のデータを提供するのか。基盤側は信号の意味をどこまで標準化するのか。顧客はアクセスと利用範囲をどう管理するのか。改善案をつくるのは設備メーカー、プラットフォーム提供者、外部ソフトウェア企業の誰なのか。実際に顧客のどの費用が下がるのか。
今回の発表から、データの所有権がファナックへ移る、あるいは工作機械メーカーが顧客関係を失うと断定することはできない。逆に、共通基盤がすべての参加企業へ同じ経済価値をもたらすとも限らない。
顧客には実際の運用改善が重要であり、メーカーと基盤提供者には、接続の費用と責任をどう分担するかが重要になる。日本の専門製造企業が考えるべき問いは、自社技術を共通基盤につなぐ際、何を共有すれば市場が広がり、何を維持すれば独自の競争力が残るかである。
この問いは測定装置、検査装置、半導体製造装置などにも応用できる可能性がある。ただし、個別産業で同じ構造が本当に成立するかは、別途検証しなければならない。
11. 必要な人材は、ロボット開発者だけとは限らない
今回の実績で確認できるのは、製造設備関連の注文が増えたことだ。こうした市場ではロボット本体の開発だけでなく、CNC制御、モーション制御、サーボ、機械設計、工作機械の応用、生産品質、現場自動化、産業データ統合の能力も重要になりうる。
現場データをAIと組み合わせるには、異なる専門性をつなぐ必要がある。機械の信号を理解する人、その信号が生産・品質・保全の何を意味するか分かる人、複数メーカーの設備から情報を集め共通の構造へ整理できる人、結果を現場担当者の使う業務システムにつなぐ人だ。
これらはすべて同じ職種ではない。協働して初めて価値になる。ただし、受注増と技術発表だけを根拠に、ファナックや関連企業がこれらの職種を増員しているとは言えない。
採用需要の変化を確認するには、実際の求人、組織変更、顧客案件の拡大といった証拠が必要だ。投資の方向から将来の能力構成を考えることと、現在の採用を確認することは違う。
完成したロボットの開発だけに注目すると、ロボットや先端部品をつくる製造システム側の人材需要を見落とす可能性がある。
12. まだ確認できていないこと
第一に、FA受注130.1%増は2026年7~9月の実績である。10月22日に発表されたソフトウェア関連施策が、その注文を生み出したという根拠はない。
第二に、需要の背景にはAIデータセンタ、半導体、ヒューマノイド部品、NEVなど複数の産業がある。個別産業の正確な受注金額は示されていない。
第三に、FAは新規受注でロボットを上回ったが、実際の四半期売上ではロボットの方が大きい。
第四に、機械固有信号の事前登録について、メーカー別の適用範囲、参加企業、顧客の運用成果は追加確認が必要だ。
第五に、Copilot連携は推進する取り組みであり、大規模な商用化が完了した証拠ではない。
第六に、FsBPの将来売上や収益性、新しいデータサービス収益の規模も確認されていない。
したがって「ファナックはロボット会社からAIソフトウェア会社になった」と結論付けるのは不正確である。既存の工作機械制御事業で需要が急増する一方、現場データをより意味のある形でつなぐ方向へ商品の利用範囲を広げようとしている。現在の実績と将来の戦略を分けて、併せて読むことが重要だ。
BANSEOG VIEW
BANSEOG VIEW|ロボットの成長と、ロボットをつくる産業の成長は違う
注目すべき数字は、全体受注の49.0%増だけではない。表示金額から計算すると、増加額の約63%はFA、FAとロボマシンを合わせると約84%だった。先端産業への投資が、最終製品のメーカーにだけ集中するわけではないことが分かる。
ただし、これをあらゆる製造業の法則にする必要はない。成長する市場で、どの生産工程と製造設備が新たに必要になるかを見分けることが重要である。
ファナックには別の可能性もある。工作機械を動かす技術と、そのデータを理解して生産運営を改善する技術は、異なる価値だ。機械固有信号の事前登録は、この二つをつなぐ試みと読める。
複数メーカーの設備を使う顧客が、生産・品質・保全情報を容易に読み取れるなら、新しい仕組みを導入する負担は下がりうる。ただし、顧客の削減費用、追加売上、データの利用関係が明らかになる前に、新しい収益モデルの成功を断定してはならない。
誰が最終製品をつくるかだけでなく、その生産能力を誰が供給し、生産システムから生まれる情報を誰が改善へつなげられるか。今回の受注逆転は、その問いを改めて示している。
ロボットの時代に、ロボット受注も増えた。それでも今四半期に速く動いたのは、ロボットや先端部品をつくる設備の制御技術だった。そしてファナックは、機械を動かすだけでなく、機械が残す情報も活用しようとしている。
SOURCES
参照した主な資料
- ファナック — 2026年度第2四半期決算説明会資料(2026年10月23日)
2ページは市場環境、10ページは部門売上、12ページは部門受注、13ページは地域全体の受注。63%・84%は丸め後の表示金額から算出したBanseogの計算値。
- ファナック — 2027年3月期第2四半期の公式決算発表ページ
2026年4~9月の半期実績と7~9月の四半期資料の公表経路。
- ファナック — 工作機械メーカーとの連携による現場データ活用の拡大(2026年10月22日)
機械固有信号の事前登録、生産・品質・工具・待ち時間データの利用。全メーカーへの適用完了や定量効果の実証を意味しない。
- ファナック — Microsoft Copilotを活用した現場・業務データの連携(2026年10月22日)
FsBPとMicrosoft 365・Copilotの連携構想。ユースケースと構成を検討中であり、全面展開や自律的な機械制御の発表ではない。
- ファナック — FA商品の公式紹介
CNCとサーボを中心とするFAの商品構成。
- ファナック — FIELD system Basic Package公式紹介
既存の現場データ基盤、他社設備との接続、情報収集・可視化・分析。新機能の商用成果とは区別する。
2026年10月26日の発行前に再確認。10月23日付のファナック公式決算説明資料の2・10・12・13ページと、10月22日付の二つの発表に基づく。約63%・約84%は、丸め後の受注表示金額からBanseogが算出した増加額への寄与であり、部門合計と全体合計には丸め差がある。受注と売上、地域全体とFA単独の数字を区別した。信号の事前登録とCopilot構想は7~9月受注の原因として確認されておらず、全面商用化、ソフトウェア収益性、増員を示すものでもない。事業と人材への含意は条件付きの分析である。