自由な副業なのに、なぜ64.9%は時間外でもすぐ返信するのか
lotsfulが2026年8月に実施し9月29日に公表した調査では、副業経験者の64.9%が副業の稼働時間外や本業中に連絡が来ても、すぐに返信・対応する側だと回答した。
対応可能時間まで待つという回答は7.4%にとどまった。契約上の作業時間が終わっても、心理的にはprojectとの接続が切れていない人が少なくない。
ただし、この数字を日本の会社員全体へ一般化してはいけない。lotsfulの特定の調査sampleで確認された副業経験者の行動である。
その一方で83.5%は「時間外連絡への配慮」を求めている
同じ調査で83.5%は、副業先に対して時間外連絡を控えるなど「つながらない権利」への配慮を求めた。強く感じるが33.8%、やや感じるが49.7%だった。
実際のbehaviorと望む状態の間にgapがある。連絡が来れば返信するが、本音では時間外のconnectionを減らしたい人が多い。
ここでいう「つながらない権利」は、日本で新しい法的権利が施行されたという意味ではない。調査が用いた、off-hours communicationのboundaryをどう設計するかというframeworkである。
評価や案件終了が怖いと、自由な仕事もstandbyになる
lotsfulは、副業月収が高くなるほど「評価低下や案件終了が怖いため対応してしまう」という回答が増える傾向を示した。
報酬とcareer valueが大きくなるほど、そのrelationを失うcostも大きくなる。Pay ↑ → Relationship Dependence ↑ → Evaluation Sensitivity ↑ → Off-hours Response Pressure ↑という構造が生まれ得る。
高単価だから良い副業とは限らない。economic valueが大きいほど、communication boundaryを最初に明確にする必要も高まる。
開始時に連絡可能時間を明確に合意した人は41.2%だった
副業を始める際、連絡対応が可能な時間帯を契約書や口頭で明確に合意していた人は41.2%だった。
副業を選ぶときは報酬、月の稼働時間、業務内容、契約期間を先に見ることが多い。しかし実際の負担には「いつまで連絡を受ける必要があるか」も含まれる。
週10時間の契約でも毎日messageを確認し、返信の遅さが評価に影響するなら、使われるresourceは10時間の作業時間だけではなく、その外側のAttentionも含む。
副業は一部の人にとって次の会社を試すmarketになっている
Persol Research and Consultingの2025年調査では、副業経験者の6.7%が実際に副業先企業へ転職した経験があると回答した。20代では13.6%だった。
副業人材を受け入れた企業の55.6%も、他社の副業人材が後に自社へ入社した経験があると答えた。
副業先が単なるclientではなくfuture employerにもなり得るなら、reputationとresponsivenessへのpressureは強くなる。副業はoutsourcingとhiringの間のmarketとしても機能し始めている。
正社員の副業実施は6.5%、希望は18.2%
Persol Research and Consultingの2026年「働く10,000人の就業・成長定点調査」では、正社員のうち現在副業・兼業をしている人は6.5%、今後したい人は18.2%だった。
実際の参加はまだ限定的だが、関心層はそれより広い。副業を許可するかだけでなく、どのようなrelationとして運営するかが重要になる。
優秀なexternal specialistほど本業でも重要な役割を持つ可能性が高い。常時即レスを求める会社より、roleとresponse windowを明確にする会社の方が継続的に良い人材と働ける可能性がある。
良い副業は単価よりResponse Ruleを見る必要がある
副業を選ぶ際は、報酬と業務内容だけでなく、contact window、expected response time、emergencyの定義、本業中の連絡原則、Slackやmailを時間外にも確認する必要があるかを見る必要がある。
契約上の稼働時間と実質的なstandby timeが違えば、headline hourly rateだけでは実際のeconomicsを測りにくい。
良い副業はHigh Payだけでなく、High Pay + Clear Role + Clear Boundary + Clear Response Rule + Portable Experienceの組み合わせに近い。
BANSEOG VIEW | 第二のcareerには第二のboundaryが必要だ
副業のeconomic valueとcareer valueが高まるほど、人はそのrelationを失いたくなくなる。その瞬間、自由な仕事だった副業がalways-on connectionへ変わる可能性がある。
企業も副業人材を確保したからといって、その人のすべての時間を確保したわけではない。external capabilityを持続的に使うにはroleとcommunicationのboundaryを一緒に設計する必要がある。
BanseogはこれをPay → Boundary → Career Optionと見る。副業がcareerになるなら、いつ接続し、いつ接続を切れるのかも重要なconditionになる。
BANSEOG VIEW
Banseog View — Pay → Boundary → Career Option
64.9%の即レスと83.5%の時間外連絡への配慮希望は、behaviorと希望するboundaryのgapを示す。
副業が実際の転職経路になるほど、reputation・evaluation・relation維持へのpressureは強くなり得る。
持続可能な副業にはHigh PayだけでなくClear Role + Clear Boundary + Clear Response Ruleが必要になる。
SOURCES
参照した主な資料
- lotsful — 2026年副業定点調査
2026-09-29。時間外即レス64.9%、時間外連絡への配慮希望83.5%、連絡時間を明確に合意41.2%、副業収入が高いほど評価低下・案件終了を恐れて対応する傾向を確認。
- Persol Research and Consulting — 第四回 副業調査発表
2025-10-28。副業先への転職6.7%、20代13.6%、受入企業の副業人材入社経験55.6%、過重労働とworker statusの問題を確認。
- Persol Research and Consulting — 第四回 副業定量調査
副業先への転職とcareer mobilityの詳細dataを確認。
- Persol Research and Consulting — 働く10,000人の調査
2026年、正社員の副業・兼業実施率6.5%、希望率18.2%を確認。
lotsfulの数字は日本の労働者全体を代表する統計ではなく、同調査sampleの結果である。「つながらない権利」は日本で新たな法的権利が施行されたという意味ではなく、同調査が用いた時間外communication boundaryの概念である。異なる調査の実施率はsampleと質問が違うため直接比較していない。